生涯エンジニアの備忘録

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<<   作成日時 : 2017/03/20 16:10  

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最近、パソコン教室がまたブーム再来だという。
そんなに高額の授業料を要求しないので手軽に始められるからだという。過去の授業料が高かったのは仕方ないと思うが、需要と供給の関係だから、価格がリーズナブルになれば人気が出るのは当然だと思う。パソコン自体もデフレのおかげで安くなり、5万円もだせば、そこそこに動くパソコンが入手できる。1回数千円の出費は、パソコンの価格に比べれば高いが、いままで、エクセルもワードも使いこなせなかった人から見れば、使いこなせるようになった自分は、教習所を卒業したペーパードライバー同様、満足感も得ている。
市役所や商工会議所がときどき低価格や無料のパソコン教室を開催しているおかげで、たいていの初心者はまず無料のパソコン教室に行く。しかし、残念ながら1時間や2時間の講義で身につくはずもなく、自分のやりたいこと一つも完成できず、最初の壁にぶつかってしまう。ほかの人がすらすら操作していることが、自分にはとても難しく感じ、頭で否定していしまう。そうすると指の動きも鈍り、打ち間違いも多くなり、パソコンは苦手という固定観念ができてしまう。スポーツと同様に、練習すれば克服できるものを、機械音痴とあきらめてしまう。
最初、パソコンをやろうと決めたときのモチベーションを維持すれば、最初の壁は簡単に突破できる。そのためには、やはり継続的に学習する必要がある。そしてすこしずつ、自分の理解が上昇していることを自覚できることが必要だ。
塾の学習は、基本的な問題の繰り返しと、時々の応用問題の組み合わせが、学習速度を著しく改善する。国語では、漢字の読み書き、文章の素読、定型句の暗記など、基礎的な問題が繰り返される。算数では九九の暗記、加減算の繰り返し、定型問題の解法など。基礎問題だけだと実用とかけ離れるので、興味が失われていく。それをつなぎとめるのが、実際に起こるであろう生活の場での応用問題となる。
パソコン教室をやるのは、昔からパソコン教室を運営している会社だけでなく、ほかの業種からの共催という形も増えてきている。なぜなら、ほとんど企業が求人時の条件として、エクセル、ワードを上げているからだ。ちょっとした表やグラフもいまでは、エクセルでまとめられ、ワードで報告書にして作成されている。いまさら手書きの文書は数えるしかない。会社内のこまごまとしたデータが、サーバ内のDBではなく、各個人のPCのエクセルに蓄積されるようになっている、業務のうち非定型なものは、文書ではなく、そういうエクセルで表現され、引き継ぎを繰り返すうちに使用者自身がその計算の理由すらわからなくしまっている。
だから、市役所や企業は、事務員を募集するときにエクセル、ワードを必須にせざるを得なくなっている。
ハローワークの求人を見ると、如実に反映されている。専門職でない普通の事務職の求人には、たいていエクセル、ワード必要とされている。
そうすると、人材を供給する側も対応せざるを得なくなってきている。ハローワークは、そういう知識がない求職者に既存の近隣のパソコン教室を紹介するらしい。求職者は生活に苦しい人が多いので、授業料は払えない。そこで、国がそういう人を支援する。職業訓練学校で教育すればいいのだが、技術的に高度な教育に特化しているために、短期単純な講義は、職業訓練学校の先生ではコスト的に採算がとれない。そこで、町のパソコン教室と提携して、安いコストで教育してもらうようだ。
ハローワークと同種の業種、派遣業もすでにそういう行動を採用し始めている。メイテックなどは、設立当初から、エンジニアの自社育成に力を入れていたが、派遣法の改正で、年間一定時間、登録者の教育が義務付けられたので、一般の派遣業でもそのコストをどう吸収するかが問題になっている。
ただし、派遣業から供給される労働者人口は、全労働者人口の数%なので、たいていは個人の問題となる。現実の需要が生まれてきたからこそのパソコン教室ブームなのだ。
そしてそれは、やはり政府の雇用対策のおかげなのだ。税金が出なくなれば終焉する。高齢者の就職支援も税金から支出されているが、これも当然いつか終焉する。
そのとき、日本はどんな社会になっているのだろう。知識のない大衆と贅をむさぼる一部裕福層、こういう社会だけは嫌だったが、まちがいなく日本はこの方向に進んでいる。

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