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<<   作成日時 : 2010/03/15 03:21   >>

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最近、DireectXにはまっている。OpenGLもあるのだが、昔、3Dの勉強を始めた時、アスキーのCプログラミングを読んで、いつかPC画面でロボットを自在に動かしたいと思ったのが、契機で、その後、出会ったDireectXが私の3Dツールになった。
そのときも、まだPCのパフォーマンスが3D機能を実現するのに決定的に不足していた。ワイアフレームでさえ、回転させるのに、カクカクとしか動かなかった。まあ、インテルの80286相当のCPUで動作していたので、リアルタイムで3D画像の動きを表示するのは、まだまだ遠い未来だった。
そのころは、ビデオバッファは、メインメモリの一部であり、GPUなどもなく、ビデオチップと呼ばれるbitblt機能もない単なるVGAコントローラーしかなかった。
ビデオバッファをメインメモリの一部にすることにより、遅いCPUでも、メモリに画像データを展開するのが、処理の高速化になるからだったが、現在のように、PCIエキスプレスのような高速なバスがない時代なので、しかたないことではあったが、CPUのクロックでも最初は8MHz、バス幅も8bitという状況では、精いっぱいの工夫ではあった。
286で16MHzになり、バス幅も真の16ビットに早くなったが、たかだかバススループットが4倍になっただけで、とうていリアルレイトレーシングには程遠いものだった。
私が3台目のPC,NECのPC9801F2を購入した1984年、現地で買い付けた80286PCAT互換機マシンの1990年、個人輸入で自作した1991年から2004年、DELLマシンを買い続けた2005年から2009年、i7PCの出てきた2010年。
思い返せば、PCの機能の高度化は、他のどんな工業製品よりも、目の回るような速度で上昇していった。
CPUのデータビット幅は、8ビットからいまや64bit、クロックは最初の8080の4MHzから、最新の3.6GHz、メモリは最初の1KBから6GB、HD容量は10MBから1TB、通信はシリアルの2400bpsから高速LANの1Gbps、すさまじいほどの能力アップだ。
NVIDIAの最新製品GTX-295だと、そのメモリ転送速度は、224GB/sにも達する。テキスチャ塗りつぶし速度は、
922億個/秒にもなる。ただ、温度上昇も激しく、大型のファンがぶんぶんと唸っているそうだ。

しかし、DirectXが、マルチスレッドに対応したのは、昨年の2009年だ。GPUがあるので、CPUの負荷はそう高くないと考えがちだが、実際には普通のアプリは、3D処理をやりながら、TSのデコードなどを同時に実行しているので、CPUの負荷を分散するのは、有益だ。逆に、これまで対応していなかったのが、不思議なくらいだ。
実際、我々は、とてもエキサイティングな場面に立ち会っている。通常の低価格PCで、マルチコアCPUのプログラムが可能になり、それをサポートする開発ツールもそろってきた。CPUのコア数はこれからもどんどん増えていく。アプリの実行速度は、いかに並列性をいかしたプログラムを作るかにかかってくる。
いままで、処理時間が膨大すぎて、実現不可能だったものが、これからは、ものによっては実用になってくるからだ。同時通訳、画像認識など、いままであきらめられていたアプリが小規模ベンチャの手によって、出現してくる。

ブログ小説など流行っているが、これからは、画像つきのブログ小説もでてくる。FLASHもどんどん進化していき、最後には、アニメ小説も登場する。モデルの動きを容易に指定できるような開発ツールも登場するだろう。そうなれば、精妙なツールをつくることよりも、コンテンツ自体の内容を充実することが、開発者の動機になってくる。
自分の自己満足で作るので、いろいろなユニークな作品が登場してくるだろう。ネットの中で、取捨選択され、低質なものが、自然に淘汰され、良質なものが残っていく。作成スキルはどんどん洗練化していき、最後には、素人が簡単には、参入できないレベルに達するだろう。だから、いまが最大のチャンスだ。まだ、みんなが気付いていないうちにそういう開発ツールを自分で作るか、ネットで検索して自分なりに使いこなしていけば、その道のプロになる。

もともとのセンスがなければ、猫に小判だが、センスがあっても、具現化するツールがなければ、自分の才能に気づかないまま、普通の職業に埋没し、目覚めないまま一生を送る。それも人生かもしれないが、チャンスを生かすのももうひとつの人生だ。

もうすでにそういうツールはネット上には出現しているのかもしれないが、一般の認知を得ているとはいいがたい。SHadeやPoser,LightWaveのような有名ツールに、発展するようなアニメ小説作成支援ツールが出現し、そういうアニメ小説を、AVI形式やTS形式やMOV形式ではなく、固有の形式で流通するようになり、そのブラウザが何億回もダウンロードされるようになるだろう。

DireectXはそんな開発ツールに必携のツールになる。OpenGLでは、3Dの開発には役立つが、映像だけだ。これに音声、効果音を加えたものはDirectXしかない。脚本が、直接映像化されるようになり、にわか作家が大増殖するだろう。毎日が、楽しい小説の発見になる。

もし、人間が、生まれてくるまでに、いろいろな人々の人生を観察しているのであれば、ドラマを見ている人が、これだけ多いのもよくわかる。人間の習性には、繰り返しやってきたことに対する麻薬のような習慣性があり、これが魂だけのときの存在から続いているものであれば、身体を得て、実際の人生を体験するようになっても、他人の人生は観ていても、おもしろいはずだ。そこで、自分が体験していないことを発見できれば、それだけ、また違う人生を経験したことになり、喜びとなる。

1年もしないうちに、誰もが、自分でそういう作品を作れるほどに高度なツールが出現してくる。ただ、作るよりも、観る方がずっと楽だから、作る人と観る人の比率は、1:10000ぐらいになるだろう。それでも、日本人なら一万人以上もいる。この中から、流行作家がででてくる可能性は十分ある。

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