生涯エンジニアの備忘録

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<<   作成日時 : 2008/11/16 01:27   >>

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静奈(戸田恵里香)は、涙で目をはらして帰ってきた。すぐに功一(二宮和也)と泰輔(錦戸亮)は気付いてしまう。と戸神行成(要潤)が連れて行ったとがみ亭で食べたハヤシライスの味に驚いたからだった。父親の戸神政行(柄本明)は、そんな静奈に名刺を差し出し、行成の父と名乗る。そのハヤシライスの味がアリアケの味にそっくりだったからだ。懐かしさでに一杯になって自然に涙が流れていたという。その父親こそ、泰輔の見かけた14年前に彼らの自宅から出て行った男だった。功一と泰輔は、とがみ亭の前で、静奈を待っていて、偶然、タクシーから降りた男が14年前の男だったことに泰輔が気付いたからだった。14年前に男の顔をみたのは、泰輔だけで、彼しかわからないので、功一はまだ半信半疑だった。

功一は、詐欺のターゲットを息子の行成から政行に切り替えた。目的も、1000万円から、犯人である証拠に変えた。

ここで、カナダからの手紙・高山編が挿入される。静奈の元上司高山からドル債券詐欺でまんまと150万円せしめた高山から、再度金を巻き上げる計画を実施する。このときの錦戸の投資信託会社サラリーマン風の風体にはびっくりさせられる。スーツ姿がよく似合っているし、眼鏡をかけた髪形がやわらかい。これでは、女性ならころっと騙されてしまうだろう。ただし、今回の相手は男性なので、静奈と泰輔の間で、ちょっとした茶番劇を行う。静奈は、カナダにいくために、泰輔から購入した200万円のドル債券を解約したいと申し出る。で、彼女が出した分、50万円を旅費にあてたいという。しかし、泰輔は、2年契約なので、途中解約すると大損すると諭す。高山は、プライドの高い男なので、その説明に、当たり前だという顔で、静奈に解約を思いとどまるようにいう。つい、その50万円も自分で出すといってしまう。実際の詐欺事件では、こういう場合は、こうも簡単に引っかかるものなのだろうか。男の心理として、好きな女性の前では、かっこいい男でありたいと思うものだが、金がからんだ話で、こうも簡単に騙されてしまう。ここはドラマだと割り切りたいが、事実は小説より奇なりで、意外とすんなり騙されているかもしれない。
いずれにしても、このドラマはこういう反社会的な行動を、コミカルに正当化しているような形で描いているので、いつかは非難の声が上がるかもしれない。

功一の店に、行成がやってきて、前回のデートの結果に落胆して、功一はそのぐちをきいてやる。行成は、なぜか静奈が泣き出したのが、自分の配慮の足りなさだったと思い込んで、荒れに荒れる。功一は、静奈にメールを送り、行成にメールを送るようにさせる。ここらへんのやりとりは、脚本か原作かわからないが、軽快なテンポですすんでいく。功一が行成に人が悩みを相談しているときに、メールなんか打っていると責められ、急に後ろ手で携帯にメールを打ち込む図は、笑わせる。メールの文は、l後ろ手打ちになった途端、乱文になってしまう。近頃の女子高生なら、後ろ手打ちなぞ、簡単にやってしまうだろう。
静奈からメールをもらった途端、行成は、地獄から天国に上ってような笑顔を見せる。要潤も3枚目の演技がけっこううまい。本当は、こういう演技のほうが、好きなのでないかと思わせるほどだった。

翌日、行成は、静奈を新しいとがみ亭麻布店に連れて行く。そこで、自分の店の構想について、解説する。で、静奈に、自分の机の位置がどこがいいか質問する。静奈は、店の中で、明るい日差しが差し込む、柱に隠された一角のコーナーをすすめる。静奈は、先日泣いた理由を説明する。小学生のころ、自分の友達の店でたべたハヤシライスの味にそっくりだったからだから懐かしさのあまりないてしまったのだと。そのあと、店はある事情で、閉じられ、友達も転校していったから、とても懐かしかったと。その店でも、柱に隠されたコーナーがあり、若い恋人2人が、ある日、指輪を渡す瞬間を目撃して、すごく感動したのだった。柱で隠されていたから、そういう恥ずかしい行為もこっそり落ち着いてできたのだと、行成に説明する。彼は、ただ感心してしまい、そのまま信じ込んでしまう。

戸神家では、政行が妻とトランプをやっていた。そこに帰ってきた行成は、彼女が泣いた理由を父親に話す。そこで政行は、突然、その店が閉じたのは、何年前のことだと質問する、父親の突然の変貌に、行成は、何事かと逆に聞き返す。政行は、うまくはぐらかしてしまう。しかし、視聴者には、ここで、政行が怪しいと思わせるくさい伏線をはっている。しかし、実際には、政行が犯人ではないような感じもする。ミステリーは伏線をはりながら、最後に読者をおどろかすような大どんでん返しを用意しているので、もう少し込み入った、通常ではありえない偶然の組み合わせを用意しているに違いない。

来週の予告では、政行が功一たちの父親から、ハヤシライスの作り方を習っていたころの場面が流されている。徐々に、事実を少しづつ、ばら撒いていく手法は、けっこう計算が必要になる。小説は書く人は、論理を頭で組み立てられる人じゃないと無理だと思ってしまう。理系のほうが向いていると思う所以である。

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