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help リーダーに追加 RSS NHKスペシャル 世界同時食糧危機

<<   作成日時 : 2008/10/20 10:45   >>

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最近のスーパーで、大豆製品の値上げのすごさに驚いた。
小麦もすごい。投機マネーだけのせいでなく、需要が供給を上回っているからだ。中国とインドの急成長がその背景にあるらしい。米国が肉食をこういう国に広めた結果、菜食なら1ですむ食糧が、肉になった途端、11にふくらむからだ。おかげで、豆腐、味噌、納豆、しょうゆなど日本独特の大豆製品の原料手当てができなくなっているらしい。大豆は、昨年の3倍の値段になっているらしい。
先週は、とうもろこしの値上がりで、うはうはの米国の生産者を紹介していたが、今回はウクライナの土地を買って大豆を生産しているランドコム社だ。資金にものをいわせて、広大な耕地を手に入れ、GPSで測地し、大型農業機械で耕作している。今年の生産分はすべてヨーロッパに売ったらしい。日本にはまわってこない。

国連の調査では、2000年からの8年間で、耕地は8%しか増加していないのに、需要は56%も増加しているそうだ。香川の讃岐うどんは、オーストラリア産の小麦を使っている。うどんの強いこしをだすためには使わざるを得ないという。昨年からこの小麦の値段が7割もあがっているという。うどんの値段もあげざるを得ないという。

耕地面積の増加が期待できない以上、生産量の増量をはかるためには、遺伝子組み換えが必要と言う。しかし耕地によっては、かえって生産量が落ちる例もあるという。南アフリカ共和国では、政府が積極的に遺伝子組み換え種子をすすめていて、補助金もだしているが、乾燥した耕地では、生産量が半減したらしい。そこの住民が、欧米は種子を開発しても、自分たちは食べないと非難していたのが、印象的だった。欧米は、こういう低開発国の民衆を使って、人体実験をやっているようなものだ。安全性は、何十年も、追跡調査しないとわからない。遺伝子操作の種子を人間の食料に解禁するのは早すぎたのではないだろうか。

東京農業大学の信岡教授は、休耕田を使って飼料米を生産する研究を続けている。日本の米耕地270万ヘクタールで、そのうち100万HAが休耕田であるので、そこで飼料米を作れば、家畜の飼料の輸入を全部辞められるという。米国から年間5800億円の飼料とうもろこしを輸入しているが、これが不要になるという。

不況対策に躍起になっている政府は、こういう研究に資金を提供してほしい。日本のメーカーも、遊び用のランドクルーザーなんてものはやめて、農業の自動化のためのいろいろな機器開発に投資すべきと思う。

最後に、日本人の食べ残しの量に驚かされた。900万トンも年間に破棄しているという。110億食に相当するという。日本は、1975年のオイルショックで、さんざん苦しみぬいて、世界に冠たる省エネ技術を生み出した。なぜ今回、省エネではなく、省過食に努力しないのか。レストランやコンビニ、家庭で、食糧が廃棄されるのは、根本的に日本人の昔からの美徳がなくなったからだという。しかし、互いに生産調整をすれば、その廃棄量はへらせるはずだし、廃棄したとしても、家畜の飼料にまわせる道があれば、国内での無駄は、ずっと少なくなると思う。
ようは、政治が悪いのだ。休耕田に補助金ばかりださず、逆に飼料米をつくる農家に、補助金出せばいい。

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